Sicilienne

ト短調、6/8拍子。劇付随音楽の第5曲。第2幕でペレアスとメリザンドが泉のほとりで戯れる場面の前奏曲として演奏された。A-B-A-C-A-Codaの小ロンド形式で、有名なA部ではハープの分散和音に乗ってフルート独奏が付点リズムの特徴ある旋律を奏する。この曲の作曲は1893年であり、本来は、未完となった『町人貴族』のために作曲されたものである。組曲版では、この曲のみケクランのオーケストレーションがそのまま使われている。フォーレは、この曲をチェロとピアノのデュオ用に作品78として既に出版していた。組曲版の速度表示はAllegretto molto moderatoであるが、チェロとピアノのものはAndantinoとなっており、組曲版よりやや遅めである。フォーレのシシリエンヌ(シシリアーノ、あるいはシチリア舞曲)として名高く、ピアノと独奏楽器のデュオに編曲されるなど独立して演奏されることも多い。

ケンタウロスの音楽畑

フルート演奏をしています。ピアノを弾いたり、たまに歌も歌うかもしれません。演奏している曲の解説とかほぼ私感ですけどやって行きたいと思います(^^;;

1コメント

  • 1000 / 1000

  • Eiji

    2018.10.16 12:18

    月の光は正調でじっくり演奏されていて聞き応えがあって良いですね🎵‼️